大規模修繕工事や長期修繕計画の見直しを、上手に行っている管理組合があります。
理事会や修繕委員会に、建築、構造や設備に関して、専門知識を持つ人がいるからでしょうか? 全く専門知識が無いと、工事の取組みや修繕計画の見直しは、難しいのでしょうか?
実は、取り組む姿勢さえあれば、必ずきちんと工事や修繕計画の見直しは、出来ます。

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大規模修繕工事・長期修繕計画 管理組合の心得

大規模修繕工事の内容

劣化箇所の修繕の緊急度と優先順位は?
工事項目、工事範囲(内容)が理解されているか?
工事仕様に、管理組合の意志が反映されているか?
例えば100年スパンの中での今回の工事を考える
『100年ビジョンの中で今回の必要な工事は?』
→ その考えが無いと、「本当に必要な工事なのか」が見えてこない

大規模修繕工事を発注する

見積り合せは行っているか?
工事の価格には、施工会社の適切な競争原理が働いているか?
工事に携わる施工会社の現場代理人(現場責任者)の資質を見極めているか?
工事見積書の明細項目の、一つひとつの意味が理解されているか?
見積り依頼 → 当然分かっていないといけない工事も、しっかりと指示する

管理組合自らの目で、工事の仕上り状況を確認(検査)する

工事内容が、管理組合のイメージ通りか?
検査の見落としは無いか?
工事の検証や、是正に対して適切であるか否かの判断は、修繕委員会や理事会が自ら行っているか?

大規模修繕工事の検査では何を見ればよいのか

希望通りの仕上がりになっているか?
仕上り状況に疑問は無いか?
どのように修繕されていて、次の計画修繕の対処はどのようにすれば良いのか?

工事代金の精算の仕方

発注された工事は、全て完了されているか?

大規模修繕工事を終えて整理する事項

出来たこと。出来なかったこと。やらなかったこと。
今回の工事で実施した範囲(内容)は?
今回の工事で積み残した範囲は? 理由:資金不足? 修繕するにはまだ早い?
長期修繕計画の見直しは何時行う?

工事竣工引渡し後の定期点検

性能保証・保証書、瑕疵保証は、どのように設定されているか?
定期点検の実施は、工事仕様に入っているか?

長期修繕計画

管理費会計の支出と修繕積立金会計の支出が整理できているか?
収支計画で、各年度の発生工事金額の内訳は理解されているか?
修繕工事の周期設定(次の計画修繕工事は何時?)は検討されているか?
修繕積立金の金額設定で、区分所有者間で合意形成を得やすくするために必要な資料はあるか?

理事交替時の申し送り事項として

今期は何を検討(修繕工事範囲、修繕工事の実施時期)してきたか?
今期に考えたことや、次期で検討してほしいことが説明できるか?

コンサルタント事務所

第三者へ工事の設計監理を依頼すると、別途費用が発生するため費用がかさむ?
万が一、コンサルタントが体調を壊したりしたらどうなるのか?
コンサルタント事務所の賠償責任の補償は?

『良いコンサルタントの選び方』

「コンサルタントから答えをもらう」と言うよりは、「自分たちで答えを出せるようにリードしてくれる」コンサルタントを選ぶ

全て、解決いたします!

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